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「子どもの虫歯は多いけれど、大人になれば虫歯は減る」と思われることがあります。
ですが実際には、大人になってから虫歯が増える方は少なくありません。しかも大人の虫歯は、自分では気づきにくい場所にできやすく、気づいた時には治療が必要になっていることもあります。
・毎日歯みがきをしているのに虫歯ができる
・甘い物をそれほど食べていないのに虫歯が増えた
・昔治した歯がまた悪くなった
・朝起きると口の中が乾いている
・疲れている時ほど口の中の調子が悪い
このようなことに心当たりがある方は、食べ物だけではなく、ストレス・口の乾き・口呼吸・生活リズムの乱れが関係している可能性があります。
特に大人では、仕事、家事、育児、介護などで忙しい毎日が続きやすく、疲れやストレスが口の中に出やすくなります。さらに、年齢とともに歯ぐきが少しずつ下がり、若いころとは違う場所に虫歯ができやすくなります。
つまり大人の虫歯は、ただ「甘い物を食べたからできる」という単純なものではありません。
今回は、大人の虫歯が増える理由を、特に関係の深いストレスと口呼吸を中心に、できるだけ分かりやすくまとめます。毎日の生活の中で見直したいポイントもあわせてお伝えします。
虫歯というと、子どもの奥歯にできるイメージを持つ方が多いかもしれません。
たしかに子どもでは、奥歯の溝や歯と歯の間に虫歯ができやすい傾向があります。
一方で、大人の虫歯は少し違います。
大人では、次のような場所に虫歯ができやすくなります。
・昔治療したつめ物やかぶせ物のまわり
・歯と歯ぐきの境目
・歯ぐきが下がって見えてきた歯の根元
・歯と歯の間の見えにくい部分
このように、大人の虫歯は見えにくい場所にできやすいため、自分では気づきにくいのが特徴です。
「痛くないから大丈夫」と思っていても、知らないうちに進んでいることがあります。
また、大人は子どもよりも生活が複雑です。
・食事の時間が不規則になる
・仕事中に甘い飲み物を何度も飲む
・疲れて歯みがきが雑になる
・定期検診が後回しになる
このような生活の乱れも、大人の虫歯を増やす大きな原因になります。
大人の虫歯が増える理由は、一つだけではありません。
いくつもの原因が重なって、虫歯ができやすい状態になっていきます。
主な理由は、次の通りです。
・口の中が乾きやすくなる
・昔治療した歯の境目に汚れがたまりやすい
・歯ぐきが下がって歯の根元が見えてくる
・間食や甘い飲み物の回数が増える
・疲れやストレスで歯みがきが雑になる
・口呼吸によって口の中が乾燥する
この中でも特に大きいのが、口の乾きです。
口の中には、だ液があります。
だ液には、次のような大切な働きがあります。
・食べかすや汚れを流す
・口の中をうるおす
・細菌が出した酸をやわらげる
・歯を守る手助けをする
ところが、だ液が少なくなると、この守る力が弱くなってしまいます。
その結果、虫歯が進みやすくなります。
つまり大人の虫歯は、歯みがき不足だけで起こるものではなく、口の中を守る力が落ちることでも増えやすくなるのです。
「ストレスで虫歯になるのですか」と聞かれることがあります。
ストレスだけが直接歯を溶かすわけではありませんが、ストレスは虫歯ができやすい環境をつくる大きなきっかけになります。
たとえば、ストレスがたまると次のようなことが起こりやすくなります。
・甘い物が欲しくなる
・砂糖入りのコーヒーや飲み物が増える
・夜食や間食が増える
・歯みがきが面倒になる
・睡眠不足になる
・生活リズムが乱れる
・口の中が乾きやすくなる
こうした変化が続くと、口の中は虫歯になりやすい状態に近づいていきます。
特に大人では、忙しさが続くほどセルフケアが後回しになりがちです。
夜遅く帰宅して、歯みがきを簡単に済ませてしまうこともあるでしょう。フロスや歯間ブラシまで使う余裕がなくなる方も少なくありません。
さらに、ストレスを感じると口が渇く方は多いです。
緊張した時に口が乾く経験をしたことがある方も多いと思いますが、それが毎日のように続くと、口の中を守る力が弱くなってしまいます。
つまりストレスは、虫歯の直接原因というより、
「虫歯ができやすい流れ」をつくるものと考えると分かりやすいです。
口の中が乾くことは、大人の虫歯を考えるうえでとても大切なポイントです。
口が乾くと、次のようなことが起こります。
・食べかすが流れにくくなる
・細菌が増えやすくなる
・口の中がねばつきやすくなる
・細菌が出した酸が歯に長く触れやすくなる
・歯がダメージから回復しにくくなる
本来、だ液は口の中を守る大切な働きをしています。
食事のあとに口の中が少しずつ元の状態に戻るのも、だ液の力があるからです。
ところが、だ液が少なくなると、その回復がうまくいきません。
そのため、少しの間食や飲み物でも、歯への負担が大きくなります。
次のような症状がある方は、口の乾きが関係している可能性があります。
・朝起きた時に口の中がカラカラする
・話していると口が渇く
・口の中がねばつく
・口臭が気になる
・水分をよく欲しくなる
・唇が乾燥しやすい
こうした症状は、一時的な疲れと思って見過ごされやすいですが、虫歯のリスクを高めるサインの一つです。
また、大人ではストレス以外にも、薬の影響で口が乾くことがあります。
たとえば、次のような薬で口が乾きやすくなることがあります。
・花粉症の薬
・血圧の薬
・気分を整えるための薬
・そのほか長く飲み続ける薬
そのため、「最近急に虫歯が増えた」「以前より口が乾く」と感じる場合は、生活の変化や服用中の薬もあわせて考えることが大切です。
大人の虫歯で見落とされやすいのが、口呼吸です。
口呼吸とは、鼻ではなく口で息をする状態のことです。
自分では鼻で呼吸しているつもりでも、実際には、
・寝ている間だけ口が開いている
・疲れた時だけ口呼吸になっている
・鼻づまりの時に口で息をしている
・無意識に口が開いている
という方もいます。
口呼吸になると、空気が直接口の中を通るため、口の中が乾燥しやすくなります。
特に、前歯のまわりや歯ぐきのきわは乾きやすく、汚れもたまりやすくなります。
その結果、
・虫歯ができやすくなる
・歯ぐきが腫れやすくなる
・口臭が出やすくなる
・口の中がねばつきやすくなる
といった問題が起こりやすくなります。
口呼吸の原因はさまざまです。
・鼻づまり
・花粉症やアレルギー
・鼻の通りの悪さ
・いびき
・睡眠中の呼吸の問題
・口を閉じにくい癖
・口のまわりの筋肉の弱り
このように、口呼吸は単なる癖だけでなく、鼻や睡眠の問題が関係していることもあります。
口呼吸は、自分では気づきにくいことがあります。
ですが、次のようなサインがある方は注意が必要です。
・朝起きると喉が乾く
・朝、口の中がねばつく
・唇が乾燥しやすい
・口を閉じているのがしんどい
・家族に、寝ている時に口が開いていると言われる
・いびきをかくと言われる
・鼻づまりが続いている
・前歯のまわりに汚れがつきやすい
・口臭が気になる
このようなサインが続く場合は、口呼吸が虫歯を増やす原因になっているかもしれません。
特に、朝の口の乾きは見逃しやすいポイントです。
「寝ている間に少し乾いただけ」と思いやすいですが、それが毎日のように続くと、口の中は繰り返し乾燥にさらされることになります。
ストレスと口呼吸は、別々の問題のようでいて、実は重なりやすい関係があります。
たとえば、疲れがたまると、
・睡眠の質が下がる
・いびきや口呼吸が増える
・朝起きた時に口が乾く
・日中にのど飴や甘い飲み物が増える
・疲れて歯みがきが雑になる
という流れが起こりやすくなります。
この流れが続くと、
ストレス → 睡眠の乱れ → 口呼吸 → 口の乾き → 間食や飲み物の増加 → 虫歯リスク上昇
という悪い流れができてしまいます。
大人の虫歯は、このように生活全体の流れの中で起こることが多いため、
「甘い物のせいだけ」
「歯みがき不足だけ」
と一つの原因だけで考えないことが大切です。
大人の虫歯は、特に次のような場所にできやすいです。
・つめ物やかぶせ物のまわり
過去に治療した歯の境目は、汚れがたまりやすい場所です。見た目では分からなくても、内側で虫歯が進んでいることがあります。
・歯と歯ぐきの境目
歯ブラシが届きにくく、磨き残しが出やすい場所です。口が乾いている方では、さらに汚れが残りやすくなります。
・歯ぐきが下がって見えてきた歯の根元
歯の根元は、歯の頭の部分より虫歯に弱い場所です。しみやすい、削れやすいと感じることもあります。
・歯と歯の間
歯ブラシだけでは汚れを落としにくい場所です。フロスを使わないと汚れが残りやすく、虫歯ができても自分では気づきにくいです。
このように、大人の虫歯は見えにくい場所にできやすいため、症状が出る前の確認がとても大切です。
大人の虫歯では、「何を食べるか」と同じくらい、どう食べるか・どう飲むかが大切です。
特に気をつけたいのは、だらだら食べ・だらだら飲みです。
たとえば、
・砂糖入りコーヒーを少しずつ何度も飲む
・飴を長時間なめる
・スポーツドリンクを何回にも分けて飲む
・乳酸菌飲料を習慣的に飲む
・仕事中に甘い飲み物を机に置いてずっと飲む
このような習慣があると、口の中が酸性に傾く時間が長くなり、歯が傷みやすくなります。
虫歯予防では、量だけでなく回数も大切です。
一度に食べるより、何度も少しずつ口にするほうが虫歯のリスクは高くなりやすいです。
特にストレスがたまっている時は、口さみしさから、
・チョコレート
・クッキー
・飴
・甘いカフェ飲料
などに手が伸びやすくなります。
食べること自体が悪いわけではありませんが、回数が増えすぎると歯には負担がかかります。
大人の虫歯予防では、特別なことよりも、毎日の基本を丁寧に行うことが大切です。
・寝る前の歯みがきを丁寧にする
日中よりも、夜のケアが特に大切です。寝ている間はだ液が減りやすく、虫歯が進みやすい時間になるためです。
・歯と歯の間も掃除する
歯ブラシだけでは落としきれない汚れがあります。フロスや歯間ブラシを使うことで、大人の虫歯ができやすい場所の予防につながります。
・甘い飲み物をだらだら飲まない
飲む回数が多いほど、歯に負担がかかります。水やお茶を中心にすると安心です。
・口の乾きを放置しない
朝の口の乾き、口のねばつき、口臭が気になる場合は、乾燥が関係している可能性があります。
・鼻づまりや口呼吸を見逃さない
口呼吸が続くと、虫歯だけでなく歯ぐきや口臭のトラブルにもつながります。
・定期検診を受ける
大人の虫歯は見えにくく、自分では気づきにくいため、痛みが出る前の確認がとても大切です。
・口呼吸が気になる方は早めの確認を
口呼吸が疑われる場合は、「ただの癖」と決めつけないことが大切です。
原因としては、次のようなものが考えられます。
・鼻づまり
・花粉症
・アレルギー
・いびき
・睡眠中の呼吸の問題
・口を閉じにくい癖
歯科では、
・口の中の乾き具合
・虫歯ができやすい場所
・歯ぐきの状態
・口の閉じにくさ
・かみ合わせや磨き残しの傾向
などを確認することができます。
「虫歯が増えた」だけで終わらせず、
なぜ虫歯が増えたのかを考えることがとても大切です。
特に、
・朝の口の乾きが強い
・最近口臭が気になる
・前歯のまわりが汚れやすい
・昔より虫歯が増えた
という方は、一度口呼吸の可能性も考えたほうが安心です。
大人になってから虫歯が増える時は、口の中だけでなく、生活全体のどこかに変化が起きていることがあります。
・疲れがたまっている
・睡眠が足りていない
・ストレスが強い
・間食が増えている
・口が乾いている
・口呼吸になっている
・セルフケアが雑になっている
こうしたことが重なると、虫歯はできやすくなります。
毎日歯みがきをしていても、虫歯ができることはあります。
それは「頑張りが足りない」ということではなく、歯みがきだけでは防ぎきれない原因が隠れていることがあるからです。
だからこそ、大人の虫歯は「どこに虫歯ができたか」だけでなく、
「なぜ増えたのか」
を考えることがとても大切です。
大人の虫歯が増える理由は、一つではありません。
主な原因としては、次のようなものがあります。
・ストレスによる生活の乱れ
・口の乾き
・間食や甘い飲み物の増加
・歯みがき不足や磨き残し
・口呼吸
・歯ぐきの変化
・過去に治療した歯の再発
特に、ストレスと口呼吸は、どちらも口の中を乾燥させやすく、大人の虫歯を増やす大きなきっかけになります。
「甘い物だけ気をつければよい」と考えるのではなく、
・生活リズム
・睡眠
・呼吸のしかた
・口の乾き
・毎日のケアの質
にも目を向けることが大切です。
「歯みがきしているのに虫歯ができる」と感じる時こそ、口の中からのサインを見逃さないことが重要です。
大人の虫歯予防は、歯だけを見るのではなく、毎日の生活全体を少し整えることから始まります。
Q1.ストレスだけで虫歯になりますか?
A.ストレスだけが原因で虫歯になるとは言い切れません。ただし、ストレスによって口が乾く、甘い物が増える、歯みがきが雑になる、睡眠が乱れるなど、虫歯ができやすい状態になりやすいです。
Q2.口呼吸だと本当に虫歯が増えますか?
A.口呼吸になると口の中が乾きやすくなり、だ液の働きが弱くなるため、虫歯や歯ぐきのトラブルが起こりやすくなります。特に寝ている間の口呼吸は気づきにくいため注意が必要です。
Q3.大人の虫歯はどこにできやすいですか?
A.つめ物やかぶせ物のまわり、歯と歯ぐきの境目、歯ぐきが下がって見えてきた歯の根元、歯と歯の間にできやすいです。見えにくい場所が多いため、自分では気づきにくいことがあります。
Q4.口が乾く時はどうしたらよいですか?
A.まずは水分をこまめにとり、甘い飲み物をだらだら飲まないことが大切です。あわせて、口呼吸や鼻づまり、服用中の薬の影響など、原因の確認も重要です。乾きが続く場合は歯科で相談することをおすすめします。
Q5.痛くない虫歯でも受診したほうがいいですか?
A.はい。大人の虫歯は痛みが出るまで気づきにくいことが多く、症状が出た時には進んでいることがあります。しみる、引っかかる、口が乾く、治療した歯が気になるなどのサインがあれば早めの確認が安心です。
Q6.毎日歯みがきしているのに虫歯になるのはなぜですか?
A.歯みがきをしていても、口の乾き、口呼吸、歯と歯の間の磨き残し、つめ物のまわりの汚れ、間食の回数などが影響すると虫歯はできることがあります。磨いているのに虫歯が増える場合は、他の原因も考えることが大切です。
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