news お知らせ
・シーラントは「奥歯の深い溝を埋めて、汚れが入りにくくする」虫歯予防です。
・特に、生えたての永久歯(いわゆる6歳ごろの奥歯など)は溝が深く虫歯になりやすいので、タイミングが大切です。
・ただし“塗れば一生安心”ではなく、定期チェックと日々の歯みがき・甘い物の工夫がセットです。
1シーラントって何?痛いの?危なくない?
2どうして奥歯は虫歯になりやすいの?
3本当に効果はある?(研究から分かっていること)
4「必要な子」と「急がなくてよい子」の目安
5いつするのがベスト?年齢と歯のタイミング
6シーラントの流れ(当日の所要時間・注意点)
7どれくらい持つ?取れたらどうする?
8よくある誤解(シーラントをしたのに虫歯?)
9守口市でシーラント相談をするなら(通院のコツ)
10シーラントを活かす「毎日の予防セット」
「子どもにシーラントって必要ですか?」は、守口市でもよくいただく質問です。結論から言うと、シーラントは“合う子にはとても役立つ”虫歯予防です。ただし、全員に同じように必要なわけではありません。歯の生え方、溝の深さ、歯みがきのしやすさ、食習慣(おやつの回数や内容)などで、優先順位が変わります。
大阪府守口市で、地下鉄谷町線の守口駅から徒歩3分の菱田歯科医院では、虫歯の治療だけでなく「虫歯になりにくい口づくり」を大切にしています。シーラントはその選択肢のひとつです。この記事では専門用語をできるだけ避け、保護者の方が判断しやすいように、効果とタイミング、注意点を具体的にまとめます。
シーラントは、奥歯のかみ合わせの面にある“細くて深い溝”を、歯科用の材料でうすくコーティングして、汚れが入り込みにくくする予防法です。例えるなら「溝のある床に、透明の保護シートを貼って掃除をしやすくする」イメージです。
痛みは基本的にありません。歯を削ることも通常はしません(必要な場合があっても最小限です)。麻酔が必要になることは多くありません。処置自体は短時間で、子どもでも負担が少ない予防として広く使われています。
安全性については、世界的に長く行われてきた予防法で、ガイドラインでも有効性や副作用が検討されています。米国の小児歯科と歯科医師会が共同でまとめたガイドラインでは、シーラントの効果・保持(どれくらい残るか)・副作用などを系統的に調べたうえで、子どもと十代の奥歯に対してシーラントの活用を推奨しています。
奥歯(特に「かみ合わせの面」)が虫歯になりやすい理由は、シンプルに言うと次の3つです。
(1)溝が細くて深い
歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れが残りやすい場所です。
(2)生えたての歯は守りが弱い
永久歯は生えた直後からしばらくの間、表面がまだ“完成途中”のような状態で、虫歯になりやすい時期があります。特に第一大臼歯(いわゆる6歳ごろに生える奥歯)は、早めに生えてくる分、虫歯の影響を受けやすいと言われています。文献レビューでも、第一大臼歯のかみ合わせ面は、生えてから最初の数年に虫歯が起こりやすいことが指摘されています。
(3)見えにくい・気づきにくい
奥歯は頬の内側に隠れて見えにくく、「痛い」と言い出す頃には進んでいることもあります。
この“奥歯の溝の弱点”を、物理的にカバーするのがシーラントです。
「予防処置って本当に効くの?」という疑問は当然です。ここは研究の話を、できるだけ分かりやすくまとめます。
奥歯の虫歯は、シーラントで減らせる
米国CDC(疾病対策センター)のまとめでは、シーラントは奥歯の虫歯を2年間で大きく減らすとされ、奥歯で起こる虫歯が多いことも説明されています。
また、米国の小児歯科・歯科医師会のガイドライン(系統的レビューに基づく)では、シーラントは「シーラントをしない場合」や「フッ素を塗る方法」と比べても、奥歯の虫歯を予防し、初期の虫歯の進行を抑える可能性がある、と結論づけています。
乳歯(子どもの歯)への効果は“状況による”
大人の歯(永久歯)への有効性は比較的はっきりしていますが、乳歯への効果は研究が少なく、条件によって結論が揺れやすいと言われます。実際、コクラン(国際的に信頼されるレビュー)では「永久歯では効果がある(中程度の確かさ)」一方で、「乳歯への効果は現時点では確立していない」とまとめています。
つまり、乳歯に“絶対必要”と決めつけるよりも、その子の虫歯リスクや溝の形、歯みがきの状態を見て、優先度を決めるのが現実的です。
日本でも「乳歯と生えたて永久歯」のガイドラインが整ってきた
日本小児歯科学会は2025年3月に、乳歯と生えたての永久歯を対象にしたシーラントの診療ガイドラインを公表しています。対象は「2歳以上16歳未満」で、文献を系統的に集めて推奨を整理する方法で作られています。
海外だけでなく、日本の状況を踏まえた判断材料が増えてきた、という意味で大きなポイントです。
同じ年齢でも、必要度は変わります。ここでは、保護者の方が家でチェックしやすい形で整理します。
【シーラントを検討したい(優先度が高い)サイン】
・奥歯の溝が深そうで、歯ブラシが届きにくい(見た目に溝が黒っぽい・細い)
・甘い飲み物やおやつの回数が多い(ダラダラ食べになりやすい)
・仕上げみがきが難しい(嫌がる/奥まで届かない)
・すでに虫歯になった歯がある(乳歯でもOK)
・歯並びが混み合っていて、みがき残しが出やすい
・学校や園が忙しく、定期的な予防の時間を確保したい
【急がなくてもよい場合が多いサイン】
・溝が浅めで、みがき残しが少ない
・おやつの回数が少なく、飲み物は水・お茶中心
・定期検診で奥歯の状態が安定している
もちろん、これは目安です。「急がなくてもよい」場合でも、奥歯が生えたての時期は変化が大きいので、定期的にチェックするのが安全です。
シーラントでいちばん大切なのは「いつやるか」です。理由は簡単で、“虫歯になる前”に溝を守る必要があるからです。
ここでは年齢の目安を、分かりやすくまとめます(個人差があります)。
(1)6歳前後:最初の永久歯(いわゆる6歳臼歯)
奥歯の中でも特に虫歯が起きやすい時期です。生えたては背が低く、歯ブラシが当たりにくいので、仕上げみがきの難易度が上がります。
「生えたことに気づいたら早めに相談」が基本です。完全に生え切るまで待つより、歯科で状態を見ながら、できるタイミングを選ぶ方が安心です。
(2)10~12歳前後:次の永久歯(奥の奥歯)
この時期も、奥歯が増えて一気にみがきにくくなります。部活や習い事で生活が忙しくなり、みがき残しが増えやすい時期でもあります。
(3)乳歯の奥歯(2~6歳ごろ)
乳歯の奥歯は溝が深い子もいます。ただし、先ほどの通り乳歯への効果は研究が少なく“状況により判断”です。日本小児歯科学会のガイドラインも、乳歯と生えたて永久歯の両方を対象に整理しています(2歳以上が対象)。
「乳歯の虫歯ができやすい」「仕上げみがきが難しい」「溝が深い」など条件がそろうと、乳歯でもシーラントが役立つことがあります。
菱田歯科医院(守口駅徒歩3分)で一般的に行う流れを、イメージしやすく説明します(症状や年齢で多少変わります)。
1)奥歯の溝をチェック(必要かどうか判断)
見た目だけでなく、汚れの残り方や、虫歯の“なりかけ”がないかも確認します。
2)歯の表面をきれいにする
溝にたまった汚れを落とします。ここが大事で、汚れの上からコーティングすると持ちが悪くなります。
3)歯をしっかり乾かす
水分が残ると、つきが弱くなります。子どもが口を開けていられるかもポイントです。
※ここで大切なのが「無理にその日にやり切らない」ことです。奥歯がまだ半分だけ出ていて歯ぐきがかぶっている時期や、唾液が多くて乾かしにくい日は、シーラントがはがれやすくなることがあります。その場合は、まず歯みがきの練習やフッ素ケアを優先し、歯がもう少し出てきたタイミングで改めて行う方が、結果的に長持ちします。
4)材料を流して、固める
薄く広げて、固めます。痛みは通常ありません。
所要時間は、歯の本数とお子さんの協力度にもよりますが、目安としては1本あたり数分~10分程度です。「今日は練習だけ」「今日は1本だけ」など、無理のない進め方も可能です。
シーラントは、一度つけたら終わりではありません。生活の中で少し欠けたり、すり減ったりすることがあります。だからこそ、定期的に“残っているか”を確認するのが重要です。
取れた場合でも、慌てなくて大丈夫です。多くは「つけ直す」「補修する」で対応できます。逆に、取れたことに気づかずに放置すると、溝が露出した状態で虫歯になりやすいので、定期検診の価値が出てきます。
誤解1:シーラントをしたら歯みがきは適当でいい
→いいえ。シーラントは“溝”を守る方法です。歯と歯の間、歯ぐきの近くは別の場所なので、歯みがきとフロス(糸ようじ)は必要です。
誤解2:シーラントは100%虫歯を防ぐ
→100%ではありません。ですが、虫歯ができやすい場所を守るので、全体のリスクは下げやすいです。米国のガイドラインでも、シーラントは奥歯の虫歯予防や初期の虫歯の進行抑制に役立つと整理されています。
誤解3:黒く見える溝は全部虫歯だから削るしかない
→溝が黒い=即、削るではありません。色は汚れの着色のこともあります。大切なのは「進行しているかどうか」。歯科では、見た目・触診・必要ならレントゲンなどで総合的に判断します。虫歯が“なりかけ”の段階なら、シーラントで進行を抑える選択肢になる場合もあります(海外ガイドラインでも初期段階への適用が検討されています)。
守口市は、保育園・幼稚園・小学校の行事や習い事で忙しいご家庭が多い地域です。予防は「一度やって終わり」ではなく、歯の生え変わりに合わせて“必要な時期に必要なことをする”のが効率的です。
菱田歯科医院(大阪府守口市/地下鉄谷町線 守口駅徒歩3分)では、
・いま生えている歯のどこが磨きにくいか
・シーラントが向いている溝か
・フッ素や歯みがきの工夫と、どちらを優先すべきか
を一緒に整理し、通院ペースも生活に合わせて提案します。
「シーラントだけお願いしたい」でも構いませんし、「必要かどうかだけ知りたい」でも大丈夫です。まずは一度、奥歯の溝をチェックして、最適なタイミングを逃さないことが、結果的に治療回数を減らす近道になります。
シーラントは強力ですが、万能ではありません。溝を守る一方で、歯と歯の間や、歯ぐきの近くはシーラントの守備範囲ではないからです。そこで大事になるのが「毎日の予防セット」です。守口市で子育てをしていると、忙しい日も多いと思います。だからこそ、シンプルで続けやすい形に落とし込みましょう。
(1)フッ素入り歯みがき粉は“量”がコツ
フッ素は、歯の表面を強くして虫歯になりにくくする助けになります。日本では複数の学会が共同で、年齢に合わせた使い方をまとめています。そこでは、たとえば
・歯が生えてから2歳:米粒くらい
・3~5歳:グリーンピースくらい
・6歳以上:歯ブラシ全体にのるくらい
といった目安が示されています。
「たくさん付ければ効く」ではなく、年齢に合った量で、毎日続けるのがポイントです。
(2)おやつは“回数”と“時間”を整える
同じ量の甘い物でも、だらだら食べると虫歯リスクは上がります。
・おやつは時間を決めて、食べたら口をゆすぐ(できれば歯みがき)
・飲み物は水かお茶を基本にする
この2つだけでも、虫歯の起こり方が変わります。
(3)定期チェックで「取れていないか」を確認する
シーラントは、取れた部分から再び汚れが入りやすくなります。だからこそ、定期的に“残り具合”を確認するのが大切です。忙しいご家庭ほど、3~4か月に一度など、生活に合わせたペースを決めておくと安心です(虫歯ができやすい子は短め、安定している子は長め、が目安です)。
Q1. シーラントは何歳からできますか?
Q2. 子どもが怖がりですが、痛くないですか?
Q3. シーラントをした日は食事して大丈夫?
Q4. シーラントをしたのに虫歯になることはありますか?
Q5. フッ素だけではダメですか?
Q6. すでに溝が黒いのですが、シーラントできますか?
Q7. どれくらいの頻度でチェックが必要?
Q8. 兄弟で同じ時期にやるべき?
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