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「歯ぐきから血が出る」「口のにおいが気になる」「朝起きたとき口がネバつく」――これ、実は歯周病の入り口かもしれません。歯周病は、むし歯のように“ズキズキ痛む”ことが少ないため、気づかないまま進みやすい病気です。大阪府守口市で「守口駅徒歩3分」の菱田(ひしだ)歯科医院でも、痛みがないまま歯ぐきが下がっていたり、歯がグラついてから来院される方が少なくありません。
結論から言うと、歯周病は“誰でもなり得る”生活習慣病のようなものです。しかも、初期のうちに手当てすれば、進行を止めたり、かなり落ち着かせたりできます。このコラムでは、専門用語をできるだけ使わずに、歯周病の初期サイン、家でできるセルフチェック、今日からの対策をまとめました。
歯周病は、歯そのものではなく「歯を支える土台(歯ぐきや、歯の根の周り)」が弱っていく病気です。始まりは、多くの場合「歯ぐきの炎症」です。
・最初:歯ぐきが赤くなる/腫れる/みがくと血が出る
・進む:歯と歯ぐきのすき間が深くなり、汚れがたまりやすくなる
・さらに進む:歯を支える骨が少しずつ減り、歯が動く(グラつく)ようになる
こうして進むと、最終的には歯が抜ける原因にもなります。実際、日本の調査でも、一定の深さ以上の「歯と歯ぐきのすき間」を持つ人が少なくないことが報告されています。
「8割」という表現は、よく目にします。ただし、ここで大事なのは“何を歯周病と数えるか”で数字が変わることです。
歯周病は、軽い歯ぐきの炎症(初期)から、歯を支える骨が減る状態(進行)まで幅があります。軽い炎症まで含めると、とても多くの人が当てはまります。一方、国の調査で「4mm以上の歯と歯ぐきのすき間(いわゆる歯周ポケット)」を持つ人は全体で47.9%と報告されています(年齢が上がるほど増える傾向)。
つまり「8割」は、“歯ぐきが弱り始めている人(予備軍)まで含めると、それくらい身近”という意味で使われることが多い、と理解するとズレが少なくなります。
歯周病の怖いところは、初期ほど痛みが少ないこと。次のサインが1つでもあれば、まずは「歯ぐきが疲れている」と考えてください。
1)歯みがきやフロスで血が出る(たまに、ではなく“よく”)
2)歯ぐきが赤い/ぷっくり腫れている
3)口のにおいが気になる(朝・マスクの中・会話中など)
4)朝起きたとき、口がネバつく
5)歯ぐきがむずがゆい、違和感がある
6)歯が長く見える(歯ぐきが下がってきた)
7)硬い物をかむと、歯ぐきが痛い・しみる
8)歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい
9)歯並びが変わった気がする、前より噛みにくい
10)歯が少し動く感じがする(グラつき)
鏡とスマホのライトがあれば、今日からできます。家のチェックは「診断」ではありませんが、早めの受診の目安になります。
■ステップ1:歯ぐきの色と形
・健康に近い:うすいピンクで、引き締まっている
・注意:赤い/暗い色、ブヨっとして丸い、押すと血がにじむ
■ステップ2:出血チェック
・フロス(糸)か、歯間ブラシ(小さなブラシ)を軽く通す
・そのとき血が出たら、歯ぐきの炎症が疑われます
※強くこすって無理に出血させるのはNGです
■ステップ3:においとネバつき
・朝の口のにおい、ねばつきが続く
・マスクの中のにおいが気になる
この2つは、歯ぐきの炎症や、汚れがたまりやすい状態で起こりやすいサインです。
■セルフ判定(目安)
・チェック項目0~1個:まずは今のケアを続ける(ただし半年に1回は検診が安心)
・2~3個:歯ぐきの疲れが出ている可能性。ケアの見直し+歯科で確認がおすすめ
・4個以上:進行の可能性も。早めの受診がおすすめ
歯周病は、歯の表面につく“ぬめり”のような汚れが、歯ぐきに炎症を起こすことから始まります。ここに、生活習慣や体調が重なると悪化しやすくなります。
悪化しやすい要因(代表例)
・たばこ:歯ぐきの血の巡りが悪くなり、治りにくくなる
・糖尿病:歯ぐきの炎症が強くなりやすく、逆に歯周病が血糖コントロールを邪魔する可能性も指摘されています
・ストレス、睡眠不足:体の回復力が落ちる
・歯ぎしり、食いしばり:歯ぐきや土台に負担がかかる
・口呼吸:口が乾いて汚れが増えやすい
・磨き残しが出やすい場所がある(歯並び、詰め物・かぶせ物の段差など)
歯周病が進むと、歯ぐきが下がり、歯を支える骨が減り、歯が動いてきます。ここまで進むと、治療に時間がかかり、元通りにするのが難しいケースも出てきます。
また近年、歯周病は口の中だけの問題ではなく、全身の病気と関係する可能性が研究で議論されています。とくに糖尿病との関係は、双方向(お互いに影響し合う)としてまとめられています。
もちろん「歯周病がある=必ず全身病になる」ではありません。ただ、口の炎症を減らすことが、体の健康管理の一部になり得る、という考え方が広がっています。
歯周病対策は「毎日の積み重ね」がいちばん効きます。難しいテクニックより、続けられる形にするのがコツです。
1)歯ブラシは“やさしく、当てて動かす”
・力を入れすぎると歯ぐきが下がりやすくなります
・毛先を歯と歯ぐきの境目にそっと当て、細かく動かします
2)フロス(糸)か歯間ブラシを必ず1日1回
歯周病は歯と歯の間から始まりやすいのに、歯ブラシだけではそこが届きにくいのが現実です。
・歯と歯がきつい:フロス(糸)
・すき間がある:歯間ブラシ(サイズが大事。合わないと傷つけます)
3)「出血したからやめる」は逆効果になりやすい
軽い炎症の段階では、適切にケアを続けると出血が減っていくことがあります(無理は禁物)。血が続く・痛い・腫れるなら、早めに歯科でチェックしましょう。
4)定期検診を“習慣”に
国の調査では、過去1年に歯科検診(健診)を受けた人の割合が令和6年調査で63.8%と、初めて6割を超えたと発表されています。
とはいえ、残りの方は未受診です。歯周病は自分では見えにくい場所で進むので、プロのチェックが強い味方になります。
むし歯は、歯がしみたり痛んだりして気づきやすいことが多い一方、歯周病は「歯の土台」がゆっくり弱るため、初期は自覚症状が少なめです。だからこそ“気づいたときには進んでいた”が起こりやすいのです。
さらに厄介なのが、歯周病が進むと「歯が長く見える」「冷たい物がしみる」といった“歯ぐきが下がったサイン”が出ること。しみる=むし歯、と思い込まず、歯ぐきの状態も一緒に見直すのが大切です。
毎日みがいていても、次の場所は汚れが残りやすい“要注意ポイント”です。
・奥歯のさらに奥(いちばん後ろの歯の後ろ側)
・下の前歯の裏(唾液がたまりやすく硬い汚れになりやすい)
・歯並びが重なっている所
・詰め物・かぶせ物の境目
・歯と歯の間(ここが最大の盲点)
ここに汚れがたまると、歯ぐきの炎症が長引き、すき間が深くなりやすくなります。
「ちゃんとみがいてるのに…」という方は、“回数”より“当て方”と“順番”を見直すと改善することが多いです。
コツ1:まずは順番を固定する(みがき残し防止)
例:右上奥→右上前→左上奥→左上前→左下奥→左下前→右下奥→右下前、のように毎回同じ順番にします。これだけで「いつも残る場所」が減りやすくなります。
コツ2:歯ブラシは「鉛筆持ち」で力を抜く
握りこぶしで持つと力が入りがちです。鉛筆のように軽く持つと、歯ぐきを傷つけにくく、細かく動かしやすくなります。
コツ3:「歯の面」より「境目」を意識する
歯周病対策で大切なのは、歯と歯ぐきの境目。毛先を境目にそっと当てて、小さく振動させるイメージで動かします。
コツ4:フロスは“歯ぐきを切らない”動かし方で
フロスは、歯と歯の間に入れたら、片側の歯の面に沿わせて上下に数回。反対側も同じように。いきなり勢いよく入れると歯ぐきを傷つけるので、ゆっくりが基本です。
コツ5:歯間ブラシはサイズ選びが最重要
小さすぎると汚れが取れず、大きすぎると歯ぐきを傷つけます。ドラッグストアで買って「痛い」「入らない」なら無理に使わず、歯科で合うサイズを確認するのが安全です。
■1日のおすすめルーティン(例)
・朝:歯ブラシ(短時間でもOK。境目意識)
・夜:歯ブラシ+フロス/歯間ブラシ(ここを最優先)
・できれば:就寝前は“水で軽く口をゆすいでから”みがくと、汚れの動きがわかりやすいことがあります
歯周病の検査・治療は、「今どこまで進んでいるか」を確かめて、「汚れがたまる原因」を減らすことが中心です。世界的にも歯周病は進み具合を段階で整理して考える流れがあり、状態に合わせた治療が重要だとされています。
歯科でよく行うこと(わかりやすく)
・歯ぐきの状態チェック:歯と歯ぐきのすき間、出血、腫れを確認
・クリーニング:家では取り切れない硬い汚れ(歯石など)を取る
・みがき方の提案:あなたの歯並びや利き手に合わせたコツを練習
・必要なら治療:深い汚れを取る処置、かみ合わせや歯ぎしり対策 など
初期のうちに来ていただくほど、負担の少ないケアで落ち着くことが多いです。
歯科の検査では、「歯ぐきがどれくらい腫れているか」「みがいたときに血が出やすいか」「歯と歯ぐきのすき間に汚れが入り込みやすくなっていないか」などを、いくつかの項目に分けて確認します。自分では見えにくい場所も、プロが同じ基準でチェックしてくれるので、“今の状態”がはっきりします。
そして大事なのは、検査を1回で終わらせず、定期的に同じ項目を比べることです。数字やチェック結果が残ると、「前より血が減った」「腫れが落ち着いた」「すき間が深くなっていない」などの変化が分かりやすくなり、毎日のケアのやる気にもつながります。
検査の結果は、成績表のようなものです。悪い点があっても、原因と対策が分かれば改善しやすくなります。歯周病は“自分の目だけ”だと判断が難しいので、気になる症状がある方ほど、検査で現状を見える化して、合ったケアに切り替えることが近道です。
誤解1:「血が出るから、そこは触らない」
→軽い炎症の段階では、適切にケアを続けたほうが落ち着くことがあります。とはいえ、痛みが強い・腫れが増える・膿のようなものが出る場合は早めに受診しましょう。
誤解2:「口のにおいは胃が悪いせい」
→もちろん体調の影響もありますが、口の中の汚れや歯ぐきの炎症が原因になっていることも多いです。まず口の中を整えると、変化が分かりやすいケースがあります。
誤解3:「歯がグラついたらもう遅い」
→進行している可能性はありますが、状況によっては“これ以上進ませない”“噛める状態を保つ”ことは十分に目指せます。あきらめず、早めに相談することが大切です。
歯周病は自分では見落としやすいので、家族で「歯ぐきの色」「口のにおい」「出血」を話題にするのもおすすめです。
・歯ぐきが赤くないか
・みがくといつも血が出ないか
・歯間ブラシ/フロスを使っているか
・定期検診に行けているか
恥ずかしい話題に感じるかもしれませんが、“早めに気づく”のが最大の予防です。
・歯みがきやフロスで出血が続く
・歯ぐきが腫れて、触ると痛い
・口のにおい、ネバつきが気になる日が増えた
・歯が長く見える、すき間が広がった気がする
・歯が少しでもグラつく
・妊娠中/糖尿病など、歯ぐきが悪化しやすい体調のとき
このあたりは「様子見」より「早めの確認」が安心です。
歯周病は、一度落ち着いても、生活が忙しくなるとまた悪化しやすい傾向があります。だから、守口市で歯科を選ぶときは「通いやすい距離」と「説明がわかりやすいこと」が継続の鍵です。京阪本線の守口市駅、地下鉄谷町線の守口駅の周辺で、歯ぐきの出血や口臭が気になったら、まずは検診から始めてみてください。
菱田歯科医院(大阪府守口市/地下鉄谷町線 守口駅から徒歩3分)は、日常のケアのコツから、歯ぐきの状態チェック、クリーニングまで、段階に合わせて丁寧に進めることを大切にしています。詳しい診療案内は菱田歯科医院公式サイトでもご確認いただけます。
・歯周病は痛みが少なく、気づきにくい
・「血」「腫れ」「におい」「ネバつき」は初期サイン
・セルフチェックで気づいたら、歯科で確認が安心
・歯ブラシ+すき間ケア+定期検診で、進行を防ぎやすい
※本コラムは一般的な情報です。症状が強い場合や持病がある場合は、自己判断せず歯科医師に相談してください。
Q1. 歯みがきで血が出ます。すぐ歯周病ですか?
A. 血が出る理由はいくつかありますが、「歯ぐきに炎症がある」サインであることが多いです。数日で治まらない、毎回出る、腫れている場合は歯科で確認がおすすめです。
Q2. 痛くないのに歯周病ってあり得ますか?
A. あり得ます。初期ほど痛みが少ないため、気づきにくいのが特徴です。
Q3. 口臭がある=歯周病ですか?
A. 口臭は体調や食事でも起こりますが、歯ぐきの炎症や汚れが原因のことも多いです。まず口の中のケアと検診で原因を整理すると安心です。
Q4. 歯石は自分で取れますか?
A. 基本的におすすめしません。無理に取ると歯ぐきを傷つけたり、逆に汚れが残って悪化することがあります。歯科のクリーニングが安全です。
Q5. フロスで血が出るのでやめた方がいい?
A. 強くやりすぎるのはNGですが、軽い炎症なら適切に続けることで落ち着くことがあります。痛みが強い、腫れる、血が増える場合は受診しましょう。
Q6. 電動歯ブラシなら歯周病は防げますか?
A. 道具より「当て方」と「すき間ケア」が重要です。電動でも歯間の汚れは残りやすいので、フロスや歯間ブラシは併用がおすすめです。
Q7. 検診はどれくらいの頻度が良い?
A. 目安は3~6か月に1回が多いです(状態によって調整)。出血や腫れがある方は短めの間隔を提案されることがあります。
Q8. 妊娠中は歯周病になりやすい?
A. 体調やホルモンの影響で歯ぐきが敏感になりやすい時期があります。無理のない範囲で検診・相談がおすすめです。
Q9. 糖尿病があると歯周病は悪化しますか?
A. 悪化しやすい可能性が指摘されています。また、歯周病が血糖管理に影響する可能性も研究で議論されています。主治医と歯科の両方で相談できると安心です。
Q10. 歯周病は治りますか?
A. 進行度によりますが、「落ち着かせる」「進行を止める」「良い状態を保つ」ことは十分に目指せます。早いほど負担は小さくなりやすいです。
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