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2025年12月02日
コラム

虫歯について①

虫歯はなぜできる?そしてどう治す?

大阪府守口駅徒歩3分「菱田歯科医院」がやさしく解説 ―

【パート1】虫歯はなぜできるのか

〈原因をやさしく解説〉

虫歯は、歯が「溶けて傷つく」病気です。毎日の食事や生活習慣が深く関わっており、いつ誰に起きてもおかしくありません。特に甘いものを食べる機会が多い現代では、年代を問わず注意が必要です。

  • 1)お口の中の“ばいきん”が酸を出す

口の中にはたくさんの細菌が住んでいます。
その中の一部(ミュータンス菌など)は、甘いものを食べると酸を作り、歯の表面(エナメル質)をじわじわ溶かします。これが虫歯の最初のきっかけです。

歯の表面につく“ぬるぬる”の膜(プラーク=歯垢)は、ばいきんの住み処です。プラークが残ったままだと酸が出続け、虫歯が進みやすくなります。

 

  • 2)虫歯になりやすいのは「砂糖の量」より「回数」

甘いものを一度に大量に食べるよりも、
何度も少しずつ食べるほうが虫歯はできやすくなります。

理由はシンプルで、「食べるたびに酸が作られる→歯が溶ける時間が長くなる」ためです。
コーヒー・紅茶・スポーツドリンク・飴など“ちょこちょこ食べ”や“長時間飲む”習慣がある方は要注意です。

  • 3)唾液(だえき)の量が少ないとリスクが上がる

唾液は自然の「虫歯予防液」といえるほど重要です。
酸を中和し、歯を守る成分を補い、口の中を流してきれいにします。

・薬の副作用
・ストレスや睡眠不足
・加齢
などで唾液が減ると、急に虫歯が増えることもあります。

 

  • 4)虫歯の進み方
  • 初期 → 白く濁る/穴はない
  • 中期 → 小さな穴/冷たい物がしみる
  • 進行 → 大きな穴/ズキズキ痛む
  • 悪化 → 神経が炎症/膿むこともある
  • 5)子どもと高齢者は特に注意

子どもは歯がまだ柔らかく、虫歯が進みやすい特徴があります。
高齢者は“歯ぐきが下がる・詰め物との境目・唾液減少”などで大人の虫歯が増える傾向があります。

  • 6)今日からできる予防
  • 間食は 1~2 回に
  • フッ素入り歯磨き剤を使用
  • 甘い飲み物は短時間で飲みきる
  • 歯の隙間はフロスを使う
  • 6か月~1年ごとに歯科検診へ(リスクにより調整)

【FAQ】

Q1. 虫歯は自然に治る?
初期段階であれば再石灰化で改善することがありますが、穴があいた虫歯は自然には治りません。

Q2. 甘くない飲み物でも虫歯になる?
スポーツドリンク・酢の入った飲料などは酸性が強く、歯を溶かす原因になります。

Q3. フッ素は安全?
適切な量であれば安全で、世界的にも予防に有効と認められています。

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